4-1■絶対参照と相対参照

第4章 小テクニック

さぁ、今まで理解を後回し後回しにしてきた、難問である絶対参照と相対参照を勉強します。

これ、人に説明して理解してもらえない時に、色々な角度から話をしてみても、ダメだったことが何度もあって、私の説明がダメなのかもと思っています。

なので、分からなかったら検索して調べてみるなどして欲しいです。

申し訳ないです。

 

まずは、今まで使ってきた$(ドルマーク)についての説明をします。

表1

B2セルに「=A2」と入力して、オートフィル機能でB5まで広げます。

すると、ずれたセルの分、参照する元データも下に一つずつずれていきます。

ところが、「=$A$2」と入力すると、

表2

こうなります。

表1の状態をA2セルの相対参照、$マークがついた表2の方が絶対参照と言います。

$マークは列にも行にも付けることも出来ますし、列だけ、行だけも出来ます。

表3

さぁ、B2セルに文字列ではなく、「=$A1」を入力してオートフィル機能でD4セルまで広げたらどうなるでしょうか?

表4

こうなります。

A列を固定(絶対参照)したまま行を相対参照する。となっています。

では、逆に

表5

この場合だと、どうなるか分かりましたね?

表6

列が相対参照で、1行目を絶対参照している。ということです。

 

ここまでで、$マークの使い方は理解してもらえたと思います。

しかし、絶対参照と相対参照は列や行を固定するということではありません。

ここから先の技術を手に入れるためには、きちんと理解する必要があるので、難しいの前提で説明します。

 

教室座席図

私が見た中で一番分かりやすかったのが、このような図でした。

あなたは、青い席に座っています。

窓側から4列目、黒板から5番目の席です。(E6)

教室のアイドルであなたの好きな女子は赤い席に座っています。

 

アイドルである女子はみんなが好きなので、みんなに分かりやすい席の位置の説明をします。

窓側から2列目、黒板から3行目です。($C$4)

 

でも、あなたにとっては前に2列左に2行の位置です。(C4)

つまり、あなたの隣の席の人にとって、前に2列左に2行の位置にはアイドルは座っていないのです。

逆に言うと、($C$4)の席は誰から見ても同じアイドルが座る席を指しています。

誰から見ても同じなので、絶対に参照される。

だから、絶対参照です。

 

自分と相手の位置関係で参照する。

だから、相対参照になります。

 

どうでしょうか?

今、理解出来なくても後で必要になった時に見に来れるようにしておいてください。

コメント

  1. 匿名希望のまこと より:

    表1
    1 2 3
    4 5 6
    7 8 9

    表2 “=B2の場合”
    1 2 3
    4 5 6
    7 8 9

    表3 “=$B$2の場合”
    1 1 1 1
    1 1 1 1
    1 1 1 1
    1 1 1 1

    表4 “=$B2の場合”
    1 1 1 1
    4 4 4 4
    7 7 7 7

    表5 “=B$2の場合”
    1 2 3
    1 2 3
    1 2 3
    1 2 3

    表2と表4~5の$マークのついていない行か列または両方を相対参照といい、表3~5の$マークがついた行か列または両方を絶対参照という(確かに分かり難かったので電卓と同じ並びの表を作成)
    ※表は全て列4×行4

  2. 匿名希望のまこと より:

    訂正:電卓ではなく電話

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