さぁ次はIF関数です。
SUMIFでも、入ってましたがIF文は「もしも、~が、~なら」的なことです。
IF文がうまく使えれば、出来ることの幅がグーンと広がります。
思いついたらとにかくやってみる。
出来なかったら、悪いところを探す。
見つからないとか、直すのが大変そうだったら、他のパターンで出来ないか考える。
これを繰り返せば繰り返すほど使えるようになるので、とにかくTRY and ERRORの精神で!
さて、ここの問題は
問1、りんごだけ、みかんだけ、ばななだけの数量を引き出した表を作りなさい。
問2、それぞれの合計を出しなさい。
となります。
G3セルに入れる式は
「もしも、C3が、りんごだったなら、E3の数量を出す。それ以外なら、0にする。」
です。
さぁ、「=IF(」からやってみてください。
IF式は3つの情報を必要とします。
A:条件 B:TRUEの処理 C:FALSEの処理
=IF(条件、TRUEの処理、FALSEの処理)
なので、答えは
=IF(C3=G2,E3,0)
となります。
ちゃんと必要な数量の2が出ますよね?
前項でも書いたとおり絶対参照を理解してないと、ここから必要なセルに何回も式を書くこととなります。
なので、理解は後回しにして式をいじります。
G3の式
=IF(C3=G2,E3,0)
を
=IF($C3=G$2,$E3,0)
にします。
$(ドルマーク)を、Cの前、Gの後(2の前)、Eの前に入力。
そして、G3のセルを選択状態でオートフィル機能を、I10セルまで広げてみましょう。
うまく数値が入りましたか?
あとは、合計の欄にSUM式を入れれば問2も完了と。
おまけ情報その1
IFの式の中でC3=G2としましたが、実はC3=”りんご”と書いても同じ処理が出来ます。
“(ダブルコーテーション)で、囲ったものは文字列と認識されるので、同じ文字列であるりんごをきちんと出してくれます。
でも、オートフィルの予測値でG2の隣はH2ですが、りんごの隣は何だか分からないからりんごを出されるので、そこも注意が必要です。
おまけ情報その2
せっかく、それだけを出した表なのに、0が入ってると見にくいということで、人によっては「-」を入れたり、空白にしたりします。
=IF($C3=G$2,$E3,”-”)
=IF($C3=G$2,$E3,””)
データベース系の自分としては、数値型の欄に文字列入れると困る!とかあるんですが、これも臨機応変に周りの人に合わせてあげられる余裕を持ちましょう。
細かい事を言えば、0と空白とNULL値はそれぞれ違う。とかあるんですが、そういうことを考えるのはまだ先のことで、困った時には変える。とか、あの人が言ってたからこうしてみる。ぐらいの感じでいきましょう!
おまけ情報その3
実は、問1を無視していきなり問2の答えを出す式があります。
答えはG11セルに
「=SUMIF($B$3:$E$10,G2,$E$3:$E$10)」
を入力となります。
前項をしっかりやった人に取っては、それだけで出来てしまう問題ではあったということです。
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